黄色い悪魔

最近、自分でもどーしちゃったんでしょうと思うんですが、リビデに続いて「プーリップ」という人形にハマってしまった。ぱっと見「ブライス」のパクリのようですが、私から見ればプーリップのほうが絶対可愛い。ブライスは目がまん丸で気持ち悪いんだもん。このプーリップは韓国産で、販売元はジュンプランニング。ヤクザ映画のフィギュアとか松本大洋フィギュアとかで有名な。マニアックなおもちゃ会社としか認識してなかったんですが、私にはある因縁のある会社でございまして。
あれは忘れもしない2002年8月1日。友人に「日給1万で人形の検品のバイトしない?」と誘われて1日だけジュンプラでバイトすることに。集まったのは友人ばかり6人。朝7時に新宿駅に集合して中野のジュンプラ事務所へ(今は浅草橋? それとも2箇所あるのかな?)。社長室で「8時になったら出るから、ちょっと待ってて」と言われて飾ってあるおもちゃを眺め、その後3台の車に分乗して社員総出で某所にある倉庫へ。1時間ほどで到着後、炎天下の中、冷房のない倉庫のドアを全開にして作業は始まりました。仕事はUFOキャッチャーのくまプーぬいぐるみの検品。顔の歪んでいるものをはじいて、服の色ごとに分けていく。初めのうちは「青プー白プー」とか言って楽しげだったのが、昼を過ぎると誰も無駄口を叩かない。暑い。倉庫奥の事務所にだけは冷房があり、時間を区切って強制的に休憩。5時までの予定が6時までかかり、高速道路の渋滞のせいで解放されたのは8時半……。「頑張ってくれたから」と日給を3千円アップしてもらったので、まあ割りに合わないってことはなかったんですがね。でもコレ以降、くまプーは「黄色い悪魔」として「しばらく見たくない」とえらい嫌われることに。
今では笑い話です。