イライラ先行

世界の中心で、愛をさけぶ」を読みました。
色んなところでこっ酷く扱き下ろされるのを見てるうちに、じゃあどんだけ酷いのか読んでやろうじゃん、と思っただけです。正味2時間弱。暇潰しにもならん。ノベルスじゃあるまいし。もちろん買ってません。バイト中にレジの中で半分読んで、残りはバイト後に事務所で。明日まで事務所に置いておくのもどうかと思ったんで、帰りがけに店に戻して遅番の子に不思議そうな顔をされました。
感想は……ないです。最後は斜め読みですよ。っていうか斜め読みで話が分かるってどうよ。まあ、読み応えはないですよね。浅田次郎だって京極夏彦だって、泣きながら一気に読んだって一晩かかりますから。でも、ある意味面白いです。突っ込みどころ満載で。ああ、感動はできないですね。その前に腹立ってるから。映画のCMにあった、主人公が彼女を抱きかかえて「助けてください」って叫ぶシーン。あれが一番腹立つ。お前のせいだろ。アマゾンの批評にあったけど、主人公に都合良く展開しすぎ。文章も読みにくいし。「普段から本を読む人には感動できない」っていうのは、こういうところが気になっちゃうからなんでしょう。全体として「だから何?」って感じ。ていうか愛なんてさけんでないじゃん。他に好きな人ができたら終わりかよ。
ウチの店では私も含めて5人が読んだんですけど、誰一人として一度も「面白い」と言いませんでした。