カウントダウン開始

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」発売まであと３日です。
新聞やなんかで知ってるかもしれないですけど、この本には「発売日厳守」という協定がございます。１日の朝５時ですね。これより前に販売したり、店員がこっそり読んだりしたのが版元の静山社にバレた場合、「ハリポタ」シリーズの出荷停止、最悪損害賠償（何の？）を請求されたりするらしいです。最初は「中身を見なければ大丈夫」だったんですけど、沖縄で売ってしまった書店があって「箱も開けるな」という厳戒態勢に変わりまして。もう取り次ぎの担当さんピリピリです。どうでもいいけどこの担当さん、私の中での京極堂シリーズの益田のイメージにピッタリなんです。微妙に投げ遣りな喋り方とか。「ケケケ」とは笑いませんけどね。
……ハリポタの話でしたっけ？　昨日、予約特典が本部から届きましたよ。でも、このまま３１日まで予約を受け付けていたら、間違いなく足りないという恐ろしい事態に。駆け込み多すぎ。
結局、当日の朝は３０分早く開店、表での販売は遅番の子たちが朝から来てくれることに。……１時間で５００冊をどう並べろと。というムードが既に一部店員の間に漂い始め、１日にやろうとしていた仕事（主に夏向けの本を秋物に変える）を繰り上げて片付けてます……。私に至っては３１日休みだし。今日やっとかんとマジで無理。
しかも、文芸書担当の私には「ハリポタ祭り」のきっちり１週間後、村上春樹の新刊という大物が控えているのですよ。講談社ってばもう新聞広告打っちゃってるしー！！

今、石田衣良の「ブルータワー」というのを読んでます。９月中旬発売なんですが、ゲラがあるって本部からのＦＡＸに書いてあったし、何だか「トンデモ本」の予感がするので読んでみることにしました。誤字脱字が多いのはまだゲラだからなのか徳間だからなのか。製本されてないんでピンとこないんですが、４００頁以上あるんで石田衣良にしてはかなり厚い本です。ていうか、他の本読んだことないけど。ＦＡＸには著者初のファンタジーって書いてあったんですけど、むしろＳＦ。ＳＦ好きな人には内容が簡単でつまんないかもしれないですけど。それ以外の人にも、面白いって言い切っちゃうのも微妙なカンジです。