今週の読書

西尾維新クビキリサイクル−青色サヴァン戯言遣い−」講談社ノベルス
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)


 潤サマ素敵ーッッ!! といってもPIERROTの山浦氏ではもちろんありません。「人類最強の請負人」こと哀川潤サマですよ。初対面の主人公に向かって「あたしのことを名字で呼ぶな。あたしを名字で呼ぶのは敵だけだ」って何てカッコイイんだ。
 というわけで、ついに手を出してしまいました西尾維新。職場及びその知人の間では賛否両論分かれちゃってるみたいなんですが、私は好きですね。台詞の言い回しとか歯切れが良くてさくさくっとテンポ良く読めるので。特に潤サマみたいにべらんめえ調で喋るお姉サマなんてストライクゾーンど真ん中。
 但し。ミステリーとしては「…………?」。『第3の事件』が起こった時、犯人分かっちゃいましたよ? 「クビキリサイクル」というタイトルなのに、首切り死体は(以下ネタバレ)。でも私はミステリ好きであってトリックマニアではないので、文章が面白ければそれで良し。です。今は図書館で借りてますが、文庫落ちしたら買おうかと思ってます。
 本文でも書かれてますが、「サヴァン」とはフランス語で「学者」という意味です(本当かどうか調べちゃったよ)。



茅田砂胡クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻」中公ノベルスファンタジア
 11月に出た茅田砂胡の最新刊です。やっと買った。本を読む前に折込チラシとあとがきを読んでしまい、一瞬放心のち絶叫。
ええええええええええーーーーーーーーー!!! なななななななんですとーーーーー!?
デルフィニア戦記」の外伝って……マジですか。マジですよね。だって3月って書いてある。仮タイトル(といいつつそのまま出ることが多い)が「大鷲の誓い」で「デルフィニアの主要人物に焦点」ってことは、主役はバルロか。リィが出てこなくて、ウォルも出番が少ないということは、過去の話? それもまた良し。
 てゆーか主役が誰だろーと、彼らの話が読めれば何でも良いッス!!
 あうー、早く読みたーい。