波状攻撃

風邪をひきました。



 まず、木曜の昼間から鼻づまりと発熱の兆候が始まり、金曜の朝から発熱に伴い身体の節々が痛くなり、土曜は熱が37度前後を行ったりきたりしながら頭痛に変わり、日曜の朝(今朝)には軽く残る頭痛と止まらない咳。
 何ですかこの、風邪の基本症状オンパレードは。ここ数年、寝込むほどの風邪をひくのはたいてい土日なので病院にも行けやしない。葛根湯と咳止めの薬を飲んで、今は何とか落ち着いております。ずっと家で寝てるしかなかったんですが、まあヒマを持て余して本を1冊読んでしまいました。


本日の読書

神永 学 「心霊探偵 八雲」 文芸社心霊探偵・八雲 赤い瞳は知っている
 文芸社って自費出版の会社なんですよ。自費出版でなくとも文芸社には山田悠介の例があるので、発売された当初は見向きもしませんでした。が、続編が出るわ出るわでもう5巻。2巻以降は表紙のデザインが変わって主人公の絵になったんですけど、この絵が結構好みなんだ。とまあそんな理由で読んでみました。
 主人公に幽霊が見えるという基本設定があるので、あまりややこしい謎解きはないです。ミステリーというより現代の怪談といった方がいいかも。フツーに面白かったです。1巻は短編集みたいになってるんですが、無闇に登場人物を増やさずに事件を解決するというやり方はスッキリしてて良いですね。探偵ものっつうと事件関係者やら協力者やら、色々出てきて情報提供をするじゃないですか。そういうのはほぼなくて、基本的に主人公の八雲と刑事の後藤の二人で事件を解決していきます。情報提供者は被害者の幽霊というわけ。
 さくさく読めるので早速次……と行きたいところですが、いくら安くてもこのサイズ(B6)で5冊は買えん……!! 他にどうしようもないので、図書館で1冊しかないところを七人待ちです。